睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠関連呼吸障害のある方は質の高い十分な睡眠を問えることが難しく、結果として様々な合併症やリスクを引き起こします。
寝ているときに何度も呼吸が止まり目が覚める睡眠時無呼吸症候群(SAS)の分類の中でも閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、睡眠時に舌が後退することによって呼吸がしにくくなるもので、睡眠時無呼吸症候群の中でも最も頻度が高いものになります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、気道を広げて呼吸がしやすいように設計されたマウスピースを装着していただくことで治療の効果が期待できる症状で、当院でのマウスピース作成が可能です。
このマウスピースは保険適応のものと保険適応外のものがございますが、保険適応のマウスピースの場合は事前に内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科・睡眠センターなどで【睡眠時無呼吸症候群の検査】と【閉塞性睡眠時無呼吸症候群の診断】が必要となりますので、必ず医科からの紹介状をお持ちください。
また、保険適応のマウスピースは歯ぎしり・食いしばり用やホワイトニング用・スポーツ用のマウスピースとは形状が異なり上下一体型のマウスピースとなります。なお、入れ歯の方・残っている歯の本数が少ない方・重度歯周病の方には効果が期待できない場合がございます。
睡眠時無呼吸症候群用のマウスピース作成には少なくとも3回以上のご通院が必要です。
マウスピース制作の流れ
- 問診・口腔内検査・マウスピースの型どりをします
- 出来上がってきたマウスピースを用いてかみ合わせの記録をとります
- 完成したマウスピースを装着します
- 必要に応じてマウスピースの微調整をおこないます